黒猫ときんぎょ

第四期:祭り囃子が聞こえる

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天野とアズヴィス、ふたりでお祭りを楽しみます。

クレープ屋台に漂う甘い香り。

天野輝樹  1btg

大小、黒い着物の影がふたつ。 天野が、アズヴィスさんと共にやってきた。

おお、孤児院の皆か。精が出るな。

アズヴィス 1cwu

(天野と手をつなぎながら、どことなく嬉しそうな様子で) …今晩 ハ、マタ 食ベ、来タ

アルバ 18k0

お。いらっしゃい! またきてくれたのか! ……へー。めずらしい。天野とアズか。 アズが天野を案内してやってるのか?偉いなー。 子供のお使いを見守る感覚でにこにこしている

アズヴィス 1cwu

(偉いと褒められて、嬉しい様子で。ひっそりと尻尾が上を向いて) …前ノ つな、ト きゃらめる 美味シ カッタ あるば、感謝

アルバ 18k0

天野、お疲れ様、大変だったろ、浴衣の着付け。 俺達は一応イズレーンの知りあいから教わったし、おばさんも着付けが出来るから世話にはならなかったけど。 ちょっと寄ってみたかったよな?アノチェ?
横でうんうん頷いているアノチェがいる。

天野輝樹  1btg

着付けの方は、試着するだけでも構わんから、是非来てくれたまえよ? いつもと違う色や雰囲気が、楽しめるやもしれぬよ。

まとめるにあたり、時間が前後しておりますが、時空の歪みのせいということでご容赦!
アルバ 18k0

え?いいの?じゃあ…アノチェと休憩時間に行くよ! やったな、アノチェ? そう、にっこり笑って

天野輝樹  1btg

クレープが作られていく行程を興味深げに眺めている。 ほぉ、こんなに薄く焼くのか。面白いな。 学生時代、女子がよく食っていたのを知っているぞ。 あず殿のお勧めである、つな? とやらを、いただきたい。

メニューを見ながら、内容を確認している。 ほう、甘味では無いのだな。これは食事にもってこいである。

アルバ 18k0

お、レタスツナマヨチーズか。 いいのか?確かイズレーン風の方が好みなんじゃないの? あ、なるほどな、食事代わりか。口直しに抹茶アイスあずき黒蜜もってくか? そんなことを言いながら珍しくアルバが普通メニューを作っている

アズヴィス 1cwu

(「イズレーン風の方が好みなんじゃないの?」という言葉にはっとして) …抹茶あいすあずき黒蜜…(を選べば良かった…という表情)

天野輝樹  1btg

れたすつなまよね 正式名称は噛みそうだな。間違ってるよ!
うむ、あず殿のお勧めなのだよ。これは是非食わねばならないと思ってな。

アズヴィス 1cwu

自分ハ………コレ (再度レタスツナマヨチーズか新メニューにも迷いつつも、指差したのは……)
(ダイスころころランダム注文)

くれーぷ、女子 ノ 食ベ、物……?(初耳のそれに、困惑した様子で天野の方を見たりして)

アルバ 18k0

ん、アズは新しいメニューだな。オランジェットチョコレート頼むアノチェ! 「はーい」と声がしててきぱき作っていく
ちょっと大人のクレープなんだぜー。

アズヴィス 1cwu

大人…

天野輝樹  1btg

おらんぜっとちょこれえと品物掛け…… ちょこれえとは知ってる! みたいな顔をしている。

くれーぷ、……あれは女子の領域であるぞ。 くれーぷだけでは無い。ぱんけえき、ちょこれえとふぉんづ、すいーつ食べ放題…、あれらは男子の踏み入ることの許されぬ世界であった。女子高生特有の波動、声、目線。全てが男子が其処に存在する事を否定する物であった。…ように感じる。(きのせいだよ…!)

ああ、いや、これは己(おれ)の国の話であるから、あまり気にするな。 ここでは堂々としていられるから、非常に良いな。

アズヴィス 1cwu

! ……ヒノモト…ノ、女子、怖イ… 大変ナ 国…

天野輝樹  1btg

慣れぬ洋食であるが…あず殿のお勧めならば間違いないだろう。 お恥ずかしい話、この年になってまだまだ苦手な食い物が多くてな。 万一、食うのに抵抗があったら、少し手伝っていただけるか。 と、アズヴィスさんの方を向いて。

あず殿は、何か苦手なものはあるか?

アズヴィス 1cwu

了解 抵抗アル、物 手伝ウ ……つな 美味シイ
自分、ノ 苦手?……… (クレープ屋さんの具材を覗き込んで…デスソースに指を指した…) …辛イ 嫌イ…

天野輝樹  1btg

苦手だと指さされたメニューを見ながら。 ですそーす。あれはおそらく大抵の人間が苦手だぞ。

アルバ 18k0

ん?(アズが指差したデスソースをみて) ああ、あれか、そっかアズは辛いの苦手なんだな。

アズヴィス 1cwu

(辛いの苦手なんだな、という言葉に何となく天野の後ろに隠れつつ…頷く)

アルバ 18k0

そんな隠れなくてもいいよ、誰だって苦手なのあるだろ? 責めてるわけじゃないんだし、な?

アズヴィス 1cwu

…あるば モ ソレ (デスソース) 苦手…?

アルバ 18k0

うん? ああ、ちょっとぐらいは食えるけど、たくさんは無理だなー。 なんせほら、です(死の)、そーすだから。
なんでそんなものをお前は用意したんだ。

アズヴィス 1cwu

天野 ハ 苦手 何 ?

天野輝樹  1btg

己(おれ)の場合、苦手なものよりも、食えるものを言ったほうが早いかもしれぬな。 和食と、中華…イズレーン方面の食い物は好きなのだが、こちらのはほとんど苦手なのだ。 つな も、食えるが、握り飯に入っておるのは苦手だ。 ぱん は、克服して食えるようになったぞ。昔はあれら全て駄目だった。

偏食、というより、食わず嫌いであったから、いざ思い切ってみれば美味いと思うものも多い。 おそらく一生苦手であろう、と思っているのは はんばーがーだ…。 あれだけは、どうも、抵抗があってな。 すごく わがままだぞ!

アルバ 18k0

天野、食えないの多すぎない?!

アズヴィス 1cwu

和食、中華…(こくこく、頷き聞いて) おにぎり つな、苦手…ナン ダ…(入れなくて良かった、と思いながら) 食ワズ、嫌イ… 分カル、大丈夫、天野ダケ、違ウ (コルトの料理を思い浮かべて遠い目)

ハンバーガー、魚 ふらい ノ 美味シイ…思ウ 抵抗、何故?  パン、克服 シタ ノニ? (何かトラウマでもあるのだろうか…と思いつつ尋ねてみる)

天野輝樹  1btg

……はんばーがーには、使ってはいけない肉が使ってあると聞いた。 ※大昔の都市伝説を信じている様だ。
以前いた世界では、いつまでも腐らずどこからともなく湧いて出てくる。 あれは次元の違う食べ物であるに違いないのだ。(謎発言)
……いやまぁ、あまり気にするな。

アズヴィス 1cwu

使ッテ ハ、イケナイ……?  …! 人…猫…肉… (何となく、察したようだ。気にするな、という言葉に頷く)

天野輝樹  1btg

使ってはいけない。…そう、使ってはいけない。こくりと頷き返す。ふたり、都市伝説で真面目な顔で頷き合っている姿は周囲から見てどうなのか。

アルバ 18k0

よくそれでそこまででっかくなったな…。 成長したアルバよりも高い身長を恨めしく眺めて
命の危機に瀕したら大体なんでも食えるよ…。

天野輝樹  1btg

命の危機に瀕すれば…、勿論何だって食える。ぱんもそれで克服した。食い物のない場所ではあれらは確かにご馳走ではあった。

しかしな、あるば殿。仮に飢えた時に革靴を煮て食ったとして。それが苦手でなくなる訳でではあるまい? 己(おれ)にとって洋食とはその様な位置づけの物なのだ。
熱く語る。

アルバ 18k0

…革靴…。 昔昔の、ひもじい頃を思い出して。 確かにな!! 納得しおった!!
でも革靴と洋食が同義か…。ちょっと洋食屋可哀想だな…。

そんな天野の口に合うかわかんねーけど…どうかな。 アノチェがクレープを作ったタイミングでアルバも天野の注文を作り終えて。二人に渡す ほい、できたぜ。お待たせさん!

天野輝樹  1btg

うむ。いただこう。 受け取ったレタスツナマヨチーズにかじりつく。もぐもぐ。

……おお、ほう、うむ、なかなか、良いのではないか? (もぐもぐ) うん、美味い。流石、あず殿の見立て。あるば殿も料理が上手いのだな。

アルバ 18k0

洋食が苦手という天野が普通に食べてくれているのを嬉しそうに 美味いか?よかった!

俺か?まあ、そこそこだよ、ふつーふつー。 包丁を持つだけで問題児扱いの天野の前では誰もが料理上手になるのではないかと思いつつ。 いつまでもアノチェに甘えてられないからな。

天野輝樹  1btg

何というかな、身体が、慣れ親しんだ和食、という安心感を求めるのだ。 馴染みの無いものに対しては、それだけで体力を使うというか…。……すとれす?  だからな、信頼出来る者が勧めてくれるものは、それだけで、苦手意識は少なくなるのだが。 要は気が小さいのだ。と言って笑う。

そうか。最近の男子は料理も出来ねばならぬ、そんな時代になって来ておるのだな。 時の流れるのは本当に、早いものだ…。

アルバ 18k0

あー、なるほどなー。 だったらここのクレープ、闇以外おススメするよ。 なんせアノチェとローラが主に作ってるからな。 兄の俺が言うのもなんだけど妹の作ったもので信頼できないものはない!  何度目だよお前のシスコン発言、という突込みがどこからか聞こえるかもしれない。

時代も何も孤児院のみんなは上手い下手あっても大抵家事はできるぞ。そう教えられたからな。 …なんかジジくさいな、天野。 俺と大して年変わんないくせに…。

アズヴィス 1cwu

(美味しそうに つなまよねを食べる天野を見て。嬉しそうに)
(受け取ったオランジェットチョコレート。食べにくいので、お面を取る。ひとつ、つまんで食べ。食べたことない味だったようだ) 不思議 味…デモ、おれんじ ちょこれーと…美味シイ

天野輝樹  1btg

お面を取ったアズさんを見て お、いつもと雰囲気が違うな。似合っておる。

…なるほどおらんぜっとは、おれんじか。 また知ってるぞ! っていう顔。 おれんじとちょこれーと。 黒に橙が映えて、何だか我々みたいであるな。

アズヴィス 1cwu

(似合っていると言われ気恥ずかしくお面を付けたい、でもクレープ食べたい…揺れ動く心)

黒、橙… …! ぽ、ぽえまー 天野(精一杯褒めている)

天野輝樹  1btg

ん? 己(おれ)が ぽえまーか。吟遊詩人の素質があるやもしれぬな。 ただし歌は下手だ。やめておこう!

アズヴィス 1cwu

吟遊 …てるぷ 、ミタイニ ? (想像しようとして、いまいちイメージ出来ないのか首をかしげて諦めた。)
(天野の方を向いて、オランジェットを指差して) 味見 スル ?

天野輝樹  1btg

……ふむ、ひとくち、いただいてみようか。明らかに警戒しつつ、だが。
つなの方も、よかったらひとくち、交換しよう。 ひょいとクレープを差し出して。

アズヴィス 1cwu

…!つな……ア リガトウ (つなクレープを一口もぐもぐ。美味しいつなに再び巡り会え、満足そうだ)
天野、モ 味見…… (差し出そうとしたところに、アルバの声)

アルバ 18k0

大人味、って感じだろ? チョコレートもちょっとビターなんだぜ。 生クリーム足しても美味いぞ? どうする?

にゅる、と絞り袋を取り出して ご要望なら「オランジェットチョコ生クリーム」になるぞ!

アズヴィス 1cwu

美味シク、ナル? 生くりーむ …!(足して欲しそうな目でアルバにクレープを向けて)
(そして…オランジェットチョコ生クリームになった! それを天野に味見どうぞと、きらきらした目で差し出す)

天野輝樹  1btg

差し出されたオランジェットチョコ生クリーム! 表情に、警戒心が増す。 しかしこの期待の眼差しを無下に退ける事の出来る大人が居ようか、いや居まい(反語)  おずおずとすみっこをかじってみる。

……。(もぐもぐ) 目を閉じてしばらく味わって。 甘い。小学生並み感想か。
……己(おれ)は良いから、あず殿がたくさん食べるといい。有難うな。

アズヴィス 1cwu

! (警戒心の増した表情に、甘いのが苦手という事を漸く察し、でも同じ釜?のクレープを食べれたのが、嬉しい、気持ちが尻尾をゆらりんと) 了解、自分 沢山 食ベル

(生クリームが大人な味を和らげて。 それを美味しいと思う自分はまだ子供なのかもしれない…と複雑に思いつつも、美味しく頂いた)

アルバ 18k0

うんうん、ちょーっとだけ足すのがミソだぞ。
おいしそうに食べているのを眺めてはうんうんと嬉しそうに頷いた。

天野輝樹  1btg

アルバと一緒ににこにこと、アズさんがクレープを頬張る姿を眺めている。 食い終わったら、金魚すくいに参ろうか。

アズヴィス 1cwu

(こくりと頷いて、残りのクレープを最後までもぐもぐと。) 完了 …金魚 参ル (アルバ達の方を向いて)くれーぷ 生くりーむ 美味シ カッタ トテモ、アリガトウ

(再度、天野と手を繋ぎ直して先導しようとしつつ。 出店を後にした)

アルバ 18k0

ん、二人共行くか、今度でいいから俺とも遊んでくれよなー。 アズヴィスだけでなく天野にも言っているらしい。
気をつけて!楽しんでこいよ!


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小さな手に引かれてやってきたのは、金魚以外にも色々すくえる、楽しげなお店。 エビや亀、スーパーボールなど、色とりどりの水槽が並んでいた。 その中のひとつ、青く大きな水槽に、 赤や黒の金魚たちが、尻尾をゆらゆらさせながら泳いでいる。

アズヴィス 1cwu

(天野と連れ立ってやって来て、金魚がゆらゆら泳ぐ いけすをじっと眺めた後、店員にガッツを支払い) 金魚 1回 ズツ

(ポイを持ち、天野の方を向き) 天野、勝負 …! 金魚 沢山 獲レタ、方 勝チ (アズは 天野 に 勝負を しかけた!)

恒例、ダイスゲームです! (そして恒例のダイス省略!)
天野輝樹  1btg

ほほう、勝負、とな。……後悔、するなよ。闘争本能に火が付いたのか、不敵に笑う。

アズヴィス 1cwu

(まずは5回すくいにかかる…!慎重に慎重に…)
(ダイスころころ)

アズヴィス 1cwu

(◆金魚を 2匹すくった! ポイの耐久度が 残り2になった!)
…… ナカナカ 強イ …金魚  (続けて5回すくいにかかる!今度は鼠を捕らえる猫の如く、素早く!)
(ダイスころころ)

アズヴィス 1cwu

(金魚を 1匹すくった! が、途中でポイの耐久度が0になった…)
……3匹…
(我がポイの耐久度をすり減らしのうのうと泳いでいる 太めのでめきんを やや恨みがましそうな目で見て)

天野輝樹  1btg

よし、己(おれ)の番だ。 店員さんからポイを受け取ると、大きく掲げるように構えて……!

不器用そうにおずおずと。そうっと。すくいにかかる。 ■そうっと、5回 (ダイスころころ)

天野輝樹  1btg

(◆金魚を 1匹すくった! ポイの耐久度が 残り1になった!)
ふっ 己(おれ)にこんなに苦戦させたのは、貴様が初めてだ…っ! 金魚に向かって何か言ってる。

震える手で、破れそうなポイを水に浸けて。 なんだか みるからに ぶきようだ! ■ふるふる、5回 

天野輝樹  1btg

(◆金魚を 2匹すくった! 途中でポイの耐久度が 0になった!) 破れそうな、ぎりぎりのところで、…ふるふるした動きが却って良かったのか…?!

ふぅ〜〜〜〜〜。汗を拭う。 己(おれ)も3匹だ。ははは、互角か!  いや、なかなか、難しいものだな。楽しそうに笑う。

アズヴィス 1cwu

五回目 カラ、破レ ソウダッタ、ノニ… 凄イ …!
(こちらも楽しそうな笑顔につられて。そっと笑い) 互角…良イ 勝負 ダッタ 引キ分ケ

 

店員が金魚を袋に入れてくれる。 「大事に育ててね」という言葉と共に。

アズヴィス 1cwu

(金魚を大事そうに受け取り) アリガトウ 感謝 (目をきらきらとさせて、袋の中の金魚を目で追っている)

次 ドコ、行ク ?

天野輝樹  1btg

ああ、有難う店員殿。 ……育てる。そうか、そうだな…、育てる、か…。 そういえばそういう遊びだった。失念していた。

あず殿は、出目金狙いだったのか?  あの大きいのには及ばぬが、己のを、どうだ。 すいすい、小さめの黒でめきんだ。
あー、と、言うのもだな。 己(おれ)は…。

アズヴィス 1cwu

…? (育てる、事に悩んでいるかのような天野と、黒のでめきんを交互に見て)

天野輝樹  1btg

己(おれ)が、別の世界から来たというのは話をしたことがあったろうか。

己(おれ)がな、元の世界に戻る時期が、近付いて来ているのだ。 そこは、……こいつらが生きていける環境では無くてな…。 己(おれ)のくらんに、置いていく事となりそうなのだ。 そうなったなら、恐らくてるぷ殿か赤坂殿が、大切にしてくれるとは思うが。

もしも、欲しいなら、貰って行ってくれるか。
──歩きながらで構わんから、考えておいてくれ給え。

アズヴィス 1cwu

別ノ 世界カラ 来タ ハ、知ッテル… …! ……戻ル 近ク…?
(不安そうな、寂しそうな、目は。仮面の中に隠して)
リ、了解… 考エ ル……

天野輝樹  1btg

答える声の小さな震えに気づかぬ振りで。

……次は…、そうだな、是非君たちの海鮮屋台にお邪魔したいぞ。 店長さんに会釈をして、歩き出した。 透明な水の中で、赤と黒のしっぽがひらひらと、涼しげに。

アズヴィス 1cwu

(しばらく歩いた後、アズは黒い、でめきんを欲しいと。伝えるだろう。…でも、お祭りの一緒に居られる間だけでも、同じ数の金魚の袋をぶら下げていられれば。
そんな風に考えながら、一緒に出店を後にした)

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漂う 海鮮の 香り!

イラスト:まふら〜と猫 さま

天野輝樹  1btg

アズヴィスさんの手を引いて、祭りの賑わいを楽しみながらやってきた。 おお、皆頑張っておるな。お疲れ様。

屋台のマスター 1cwu

やぁ、浴衣貸出所の! お疲れさん! おやアズも。どこに遊びに行ってるかと思ったら…兄さん、アズの面倒を見てくれてたのかい! ありがとうよ! 頼りになる人が一緒ならわしが心配する必要はなさそうだな。

天野輝樹  1btg

うむ、共に居る間は任せてくれたまえ。そこらの相手には指一本触れさせぬよ。

屋台のマスター 1cwu

おお! 噂には聞いておったが…大層男前な…!

アズヴィス 1cwu

…! 自分 モ 天野 守ル …! 戦ウ …!

天野輝樹  1btg

……そうだ、互いに守り合えば、敵無しだ。己(おれ)は攻める方は不得手であるからな…。 攻撃は、お任せするよ、あず殿。頼らせていただこう。

アズヴィス 1cwu

(頼らせていただこう、の言葉に、大きくひとつ、頷いて) 任セル …!

天野輝樹  1btg

ふたりで頷き合って。 うむ。──しかし戦うにしても、腹が減っては何とやら、だ。 目の前の美味そうな海鮮焼きへと視線を移す。
……ああ、よい香りだな。祭といえば、これだな。焼きイカ。 ひとついただけるか。
…あとは、何にしようか。 うむ、ますたあのお任せにしてみよう。 マスター以外の料理が入ってくるとは思わずに、ガッツを支払って。
(ダイスころころ)

アズヴィス 1cwu

…エエト
(自分の店で、自分は何を食べればいいのだろう…少し気恥ずかしげにしながら、自分もと、焼きイカを指差して)

屋台のマスター 1cwu

お、分かってるねぇ。 祭りには焼きイカだよな! お任せか…じゃあ、ちくわでいいかね…?無料で構わんよ。売れ残りそうでな… (ガッツを受け取り、先に出来上がった ちくわ を渡す)

天野輝樹  1btg

……ちくわ。無料、で、良いのか? それは有り難いが……不人気なのか? うーむ、海の町の竹輪はひと味もふた味も違うというのに… この美味さをあまり知られていないのであろうなぁ(もぐもぐ)

屋台のマスター 1cwu

ああ、無料で構わんよ。 いや、どちらかというと注文は多いほう、かね。 …単に、仕入れ過ぎてしまってな。 ……うちの赤い猫に任せたのが間違いだった。30000ガッツ分、買って来よった…
そうなんだよ!海の町のちくわは 魚も新鮮なやつを厳選したりするから、旨いんだがなぁ。

天野輝樹  1btg

30000……! それは、困ったな。 せとれっと殿がたっぷり食べてくれるだろうが。それでも追いつかんだろうなぁ。 可笑しそうに大笑いしている。

屋台のマスター 1cwu

全くだ。 帰ったらしばらくは ちくわが主食だよ。(苦笑い)

セトレット 1cwu

もうちくわ、あきたし!! あっはっはっは!!(こちらも他人事のように大笑い)

屋台のマスター 1cwu

さて、イカも焼けたよ。どうぞ。 (アズにも、はいよ、焼きイカを渡す)

天野輝樹  1btg

受け取ったイカを早速かじる。 うむうむ。やはりイカだな。これの香りは食欲が増進されて、たまらなくなるな。 しかも普通の店とは違い、新鮮な食材を使っているとなれば…。(もぐもぐ) うん…美味い。

屋台巡りの唯一いただけぬ所は、白飯が欲しくなるところだな。 茶碗を持って歩くわけにもいかぬしな…。

アズヴィス 1cwu

(やはりイカだな、という言葉にこくこく頷いて。自分も もくもくと食べ。猫姿だったら、イカは消化に悪いので食べることが出来ない…幸福だ)

白ゴ飯、屋台 モ アレバ 良イ ノニ…

天野輝樹  1btg

白ご飯屋台! なるほど。各所で購入したおかずを持ち寄って、ご飯を注文する訳だな。 其れは良いな。しかしそうなると、生卵も用意して卵かけご飯なども出来ると、なお良い…。
想像してにんまりしている。

アズヴィス 1cwu

(こくこく、頷いて) 卵カケ… 美味シイ  白ゴ飯屋台、アッタ ラ 自分… おにぎり 作ル 天野ニ 沢山  (美味しく食べて貰ったのが余程、嬉しかったようで)

天野輝樹  1btg

おぉ、いいな。白飯・卵かけご飯・そして握り飯か。美味い物ばかりだな! (ごはん ばかりだ) 先程は全部食ってしまったから、今度は一緒に分けられると楽しいかもな。

アズヴィス 1cwu

オ寿司 モ 良イ (まぼろしの白飯屋台に想いを馳せる二人…!)
おにぎり 一緒 ニ… (嬉しそうに、こくん!と頷いた)

天野輝樹  1btg

改めてメニュー表を見上げながら 元気いっぱいのメニュー表だな。皆で協力して書いたのか? …………あず殿の書いたものは…あの「牛乳」というやつかな?
……何故海鮮屋に牛乳…。(他の人にも突っ込まれたであろう件を気にしている。)

アズヴィス 1cwu

ソウ、牛乳 自分 字 (当てて貰えて嬉しそうに)
…煮干シ …ノ 小サイ、字 モ 自分  …牛乳…ハ… 好キ、……ダカラ………

天野輝樹  1btg

そういえば…牛乳は、己(おれ)は苦手だったなぁ。好き嫌い多いな! 骨が丈夫になるらしいな。うむ、きっとあず殿は、強くなるぞ。
メニュー表を見上げて ああ、なるほど、では、あのはみ出した方の字が、せとれっと殿だな? あず殿の字が無いと、何だか分からぬではないか。まぁ元気で宜しい。はははと笑う。

アズヴィス 1cwu

牛乳、嫌イ、デモ 強ク、ナレル…ンダ  …勉強、ナッタ

ソウ… せと…… 自分 ノ字、小サイ 言ウ ノデ、牛乳 本気 出シタ…  天野 ハ 字 達筆 ?(字は上手?と聞いているようだ)

天野輝樹  1btg

……己(おれ)の字か? 己(おれ)は……うーむ、ごく普通だと、思うぞ?
そう言って、食べ終えたイカ焼きの串で地面に自分の名前を書くが、非常に整った字だ。 お手本通り、そういう言葉が似合いそうな。

アズヴィス 1cwu

……! 字、上手 …! (地面に名前を書く天野の周りに、アズだけでなくセト、コルトも興味深げに集まり)

セトレット 1cwu

ほんとだー!! でも、ボクほどじゃーないけど!!

コルトリエ 1cwu

セトレットが何故そう思えるのか不思議ですわ… まぁ!立派な文字ですわね♪

天野輝樹  1btg

うん? ……上手か? 有難う。 しかし周りの者が、非常に達筆揃いであったから、どうも普通、という印象であるな。 本当に上手い人間の字はすごいぞ。芸術品の美しさだ。真似できる気がしない。
…せとれっと殿は、何だかそちらの才能があるかもしれぬ、と思わせる字ではあるな。 ほめている、のか?

セトレット 1cwu

そうでしょそうでしょお!! へへへ〜!ほめられたー!!

アズヴィス 1cwu

…エ……(才能があるとは思えない…と思いながら、はしゃぐセトを見て)

……(アズも、地面の名前をお手本に、書いてみる。立派なお手本の隣に、たどたどしい字体で 天野輝樹、の文字が並んだ)
天野、全部 漢字、良イ 名前 …コッチ、(輝樹の部分を指差して) ガ みどる、ねーむ ?

天野輝樹  1btg

アズヴィスさんの書いてくれた自分の名前を眺めて ──人に名前を呼んでもらったり、書いてもらったり。そういうのは、嬉しいものだな…。

えーっと、みどるねーむ…、とは、何だったかな。カタカナ語に弱い 何と言えば良いのだ。天野、が、家の名。輝樹、が、己(おれ)の名。両親が付けてくれた名だ。 『輝』は、己(おれ)の国では『黄』の意味もある。己(おれ)の持って生まれた「ちから」の色でな。 このちからを持ち、大樹の様に強く真っ直ぐ天を目指すようにと。願いが込められた名だ。

アズヴィス 1cwu

みどるねーむ、エエト… 名前 ジャナイ、方 …?
! …天野、ハ 家ノ…名前 …?…!(家の名、の方を名前だと思っていたようだ) 輝、黄、樹…真ッ直グ 天…… (そろりと微笑んで) 良イ、名前、願イ トテモ  ……黄色、ハ … 朝、太陽、ノ色 朝 目ニ 入ルト 嬉シイ 色、思ウ

…天野、ト、輝樹、ドチラ 呼ブ 嬉シイ ? 両方 ? 全部?(小首を傾けて訊ね)

天野輝樹  1btg

名を呼ばれるのは、好きだ。姓でも名でも。 その相手が、自分の事を想ってくれているのを感じる。
……嗚呼、しかし、「てるくん」は、どうも、 婆様に呼ばれている様で、少々むず痒い気持ちになるので避けて欲しいな。 着物の下のお守りを手で押さえて。贈り主の顔を思い浮かべて、苦笑する。

良い名を頂いたと、自分でも思う。 一生の宝であるからな、名前というものは。

アズヴィス 1cwu

て、て…  ?!
(名前で呼ぼうと思ったが、何だか急に変えるのも気恥ずかしく、お面をガッと被りごまかす!) 了解、天野 「てるくん」呼ビ 避ケル (避けるどころか難易度も高いだろう) 祖母 イル 良イ ネ 優シ、ソウ

天野輝樹  1btg

婆様か。とても優しい人だったよ。過去形。 厳しい父に内緒で、と、よく金平糖をくれりしたな…。

アズヴィス 1cwu

(過去形の言葉に、何となく寂しさ、のようなものを見つけてしまった、気がして、でも、自分に言えそうな言葉は、出てこなくて……黙る)

天野輝樹  1btg

あず殿の名は、……誰が付けてくれたのだったか?

アズヴィス 1cwu

自分ノ、名前ハ……(まふら〜に しまいこんでいた 黒い布の首輪を見せ。その裏側には、ブリアティルトの文字で アズヴィス、と刺繍されている)
……… 主 ガ… エエト… 猫 ダッタ時 ノ 飼イ主……

天野輝樹  1btg

君の主も、大切に、たいせつに考えて、その名を下さったのだろうな。 ──主殿とは、今は離れて暮らしているのか?

アズヴィス 1cwu

主 ハ………せと、こると ハ、ソウ…ダケド …自分 ノ 主 ハ…モウ、居ナイ ……火事  ……意味 聞ケナイ、ケド…  ソウ、大切ニ 考エ テ クレタ ナラ…良イ 思ウ

(暗い話を断ち切ろうと、虚勢をはるようにして見上げて) エエト…次、かふぇ食ベ 行ク ?  こると、せと、かふぇ美味シイ、言ッテタ  自分、未ダ 食ベテ ナイ

天野輝樹  1btg

もういない、という言葉を聞いて。
……嗚呼、そうだ。 名付けられた、というのは、…見つけ、認められた証だ。一生、共に在るものだ。 道に迷った時も、道を違えた時も、…君が君である事を示す羅針盤の様なものだ。

大切であった筈だよ。その首輪の、文字を見れば分かる。 手作りらしいそれを。アズヴィスさんがずっと大切にしているそれを見れば。 意味は知らぬとも。良い名だ。己(おれ)も、好きだぞ。良い響きだ。 うまく発音出来てないのではあるが。

……カフェ、か。地図で見たが、確かワスレモノくらん殿のところだったな。 己も是非寄りたいと思っていたのだ。

アズヴィス 1cwu

羅針、盤……(天野の言葉をじっと、聞いて。 やがて、頷き) … ウン…… (首輪の刺繍のでこぼこを、大切にするように、そっとなぞって、目の前に居る天野を見て) …アリガトウ
(もう居ない主にも、今気付かせて貰った気持ちが伝われば、良い、な。と思いながら)

天野輝樹  1btg

よし、行こうか。
手を、心持ちしっかりと、握って。

アズヴィス 1cwu

(こちらもしっかりと、手を握り返して。カフェを目指して一緒に歩き出した二人を、マスター達は微笑ましげに見守った)


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コーヒーの香ばしい香り、そして甘いカステラの香り…。

天野輝樹  1btg

邪魔をするぞ。 アズヴィスさんとふたり連れ立ってやってくる。
おお、皆浴衣姿で働いているのが、非常に華やかで、うむ、眼福だ。

アズヴィス 1cwu

オ邪魔、シマス  浴衣 ノ かふぇ … 初メテ 見ル(きょろきょろ見回して)

リョウ 18kx

天野君にアズヴィスくん、いらっしゃい。 浴衣は大事に使わせてもらってるよ。

天野輝樹  1btg

おお、女性浴衣の店員も珍しいが、男性はより希少かもしれぬな。新鮮で、うむ、大変嬉しい。
メニューを眺めて ふぅむ、食べ放題、とな。景品一覧に目を留める お、あず殿、猫だ。猫がいるぞ。

アズヴィス 1cwu

猫 …? …! (同じく景品一覧を見て。示された景品の猫を、じっと見つめる)

天野輝樹  1btg

あず殿は、……よく食う方か? 食べた量に応じて何かもらえるらしい。 ふたりで挑戦してみぬか。……先ほどの、勝負も引き分けであった事であるし…。

多く食った方が、勝ちということで、どうだ。挑戦的な目だ!

アズヴィス 1cwu

? …ヨク 食ウ、方 デハ ナイ …カト  (勝負の持ちかけに、ようやく景品一覧から目を はがし) 勝負、スル …! (挑戦的な目を受け止め、いざ尋常に勝負!)

リョウ 18kx

ふむ…アップベビーカステラ食べ放題二つを頼むんだね。 かしこまりました…少々お待ちください。 (そういってリョウは注文を通し、しばらくして品物を二人の前へ)

アップルベビーカステラ、お待たせしました。 傍にあるミルクセーキ(アズヴィス君)と玉露(天野君)のは、ナオミからのサービスだそうだ。 ナオミ曰く『綺麗な浴衣を貸してくれたお礼』との事だ。 …まぁ、ナオミの普段見れない姿を見れた点では私も君に感謝をしている。 …ありがとう。

天野輝樹  1btg

こちらこそ、眼福だ。感謝である。 玉露のさあびすまで、有難う。甘いものにはやはり、茶が合うな……。 ずず、と、玉露をすする。うむ、とか満足そうな声を出しつつ。

アズヴィス 1cwu

みるくせーき … ! (美味しそうなそれに、思わず目が きらりと) アリガトウ、なおみ、 ニモ…(サービスのお礼に、にぼし2匹をリョウに渡そうと)

(ミルクセーキをちびちびと飲み) 美味シイ… 牛乳、ヨリ 甘イ

リョウ 18kx

(煮干しを差し出され、にこりとほほえみ) にぼし…私とナオミにくれるのかな? ありがとう。…後でナオミと一緒にありがたくいただくよ。 (煮干しを受け取り、大事そうにしまうと)

(ミルクセーキをこくこく飲んでるアズヴィス君をナオミが調理場から見守っている。表情こそ変わらないが、彼女の周りにキラキラが飛んでるような…そんな気がした)

アズヴィス 1cwu

…ソウ オ礼… 食ベル (大事そうにしまわれた煮干しを見送り)  …! (ふと調理場の方から視線を感じ、チラッと見た)

?? (とりあえず、ナオミに会釈して)

リョウ 18kx

…それはさておき、そろそろ勝負を始めようか。

リョウの合図と共に、ふたりともアップルベビーカステラを頬張って。


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リョウ 18kx

…ここまで。
結果は…天野君が19個でアズヴィス君が17個か…。 なかなかいい勝負だったな。 お疲れさま。

二人とも景品はストラップになるが…色はいろいろある。 …どれにする?

 18kx

15個以上  フィギュア付きストラップ(ぽよこ・猫エクレア)

天野輝樹  1btg

【19個!】
ふぅ…。美味くてついつい手が出るな。
これは、大食い挑戦でなくとも、いつの間にか数を食ってるやつだぞ。 それぞれの個数を聞いて、アズさんに向け大人げないドヤ顔だ! ……どうだ!

すとらっぷ。……槍に付けられるだろうか。汚れてしまうかな。 是非、黒猫をいただけるかな?

アズヴィス 1cwu

(こくこくと頷きながら)…多イ、カッタ、ケド 美味シ カッタ 林檎

(ドヤ顔を見て、むむ…と悔しそうな表情で) ……! アト、二個……! 負ケタ……悔シイ

リョウ 18kx

そうか。 …それは良かった。 気に入ってくれるかどうか心配だったが…どうやら杞憂だったみたいだな。 (天野君にやよいとナオミの料理の腕を褒められ、リョウも若干嬉しそうだ)

槍につける…か。 布に通してそれを槍に括り付ければつけれると思うが… 先端に近い部分につけた場合攻撃した時、返り血で汚れてしまうな…。 …かといって後ろの方で攻撃する可能性もあるから後ろに括り付けても…うーむ…。 (天野君の槍に括り付ける場所について真面目に考え)

…いや、ここら辺は第三者がうんうんと唸って考えるべきじゃないな。 どこにつけるかは…君次第だ。 (そう言ってリョウは、天野君に黒猫エクレアのストラップを差し出した)

天野輝樹  1btg

そうなのだよ。汚れたり…ましてや敵に奪われたりしては大変だ。 しかし、相手への威嚇になるやもしれぬぞ。 可愛らしすぎて攻撃出来ぬ、とか。つい目で追ってしまって集中力を奪うとか。 大真面目だ。

リョウ 18kx

うーむ…威嚇か…その発想はなかったな…。 確かに…目立つ物がそばにあるとそちらに気を取られて要点が分かりにくくなると聞くし…そう考えると案外ありかもしれない。 (天野君の返答にリョウもまじめに考えている)
だが…やはり汚れるのがネックだな…。

アズヴィス 1cwu

(ストラップの色に迷う…が、黒猫を選んだ天野に続いて、黒猫を指差す) ジ、自分 モ  猫……何処 ニ 付ケ ヨウ (嬉しそうに自分の目の前でくるくる回して見て)

リョウ 18kx

…ふむ。 アズヴィス君も黒猫だな。 (黒猫のストラップをアズヴィス君に差し出し)

ストラップをお揃いにするなんて…君達は本当に仲がいいんだな。 (ほほえましい二人に向かってにこりと微笑んで見せた)

天野輝樹  1btg

お揃いだ。 ふふ、仲良しで、良いだろう。アズさんの持っている黒猫と、並べる様に見せびらかす。

アズヴィス 1cwu

黒猫、感謝… 良イ物  仲 良シ… (尻尾をふよふよ動かして、嬉しそう)

リョウ 18kx

(お揃いの猫ストラップを見せれられる様子にリョウは口元がほころび) ふふ…本当に君たちは仲がいい。 正直…羨ましいよ。

天野輝樹  1btg

うむ。勝負の方も良い勝負であったし。

甘いかすてらと苦い茶、という取り合わせに食欲をそそられた。 これが無ければ負けておったかもしれぬな。良い勝負であった!

リョウ 18kx

お茶も気に入ってくれて何より。 …君のために用意したかいがあったよ。 天野君は食べ物にこだわりが強いと聞いていたから。

天野輝樹  1btg

己(おれ)のために、か。それは、本当に有難いな。
己(おれ)の場合食べ物に、こだわりというか、……我侭というか。自分で苦笑する。
実際、あまり甘いものは好まないのだが、これはとても良い。 林檎の酸味のせいかな、上品な味だと感じる。

…若い者には紅茶などと共に頂くのを好まれそうだ。

リョウ 18kx

好き嫌いでわがまま…か。 私も幼少期は好き嫌いが激しかったから…人の事は言えないな。 大食いの偏食は…正直苦労したな…天野君はその点、大丈夫かな?

天野輝樹  1btg

己(おれ)もまぁ、よく食う方だが、基本的に白い飯があれば問題ないからな…。

むぅ、リョウ殿も好き嫌いが多かったとは、意外であった。 しかし「幼少時は」ということは…、今は克服しているのだろう? うぅむ、見習わねばならんな…。眉間にしわ寄せ、苦い顔。
克服の原因は……美味い料理を作る人が、居てくれたお陰、かな?

リョウ 18kx

(誤魔化すように咳払いをして) ま、まぁ…そんな所だな…。 好き嫌いを克服する手伝いをしてくれたナオミは感謝してもし足りないな…。

き、君も…その、料理が上手な伴侶に出会えることができれば…案外簡単に好き嫌いが克服されるかも…しれないな。 (そう言っているリョウの頬は…ほんのりと赤くなっていたかもしれない)

アズヴィス 1cwu

(そういえば…。セトと勝負をした時によく持ちかけられる罰ゲームを思い出して…恐る恐る聞いてみる… )
……負ケ、罰げーむ 有リ …?

天野輝樹  1btg

……罰ゲーム? 罰ゲームか、なるほど、ふむ。 言われて、ふむ。と思ったらしく、考えてる。

良し、思いついた! 膝を打って立ち上がる。 この先、肩車で行くぞ! さ、あず殿、来るがいい!  ずかずかと、アズヴィスさんの前に背を向け座ると、さぁ! とばかりに構えて。

アズヴィス 1cwu

カ、肩グル ……?! (広い背中を目の前に 戸惑って。肩車…! 子供っぽくて気恥ずかしいが、しかし…そこから見える景色は筆舌に尽し難きものであり、何より楽しい…!ということをアズは知っている…!)

(しばらく、そわそわそわ…と悩んでいたが) ば、罰げーむ…ダカ ラ、 カ、覚悟 スル… ! (自分に言い訳しつつも、目はきらりきらりとしている様子で、そおーっと足をかけて。アズは 肩車して 貰った!)

天野輝樹  1btg

さぁ、行くか!  馳走になった、リョウ殿。 ナオミ殿にも、よろしく頼む。

リョウ 18kx

ありがとうございました。 二人とも…お祭りを楽しんでいってくれ。 (アズヴィス君を肩車した状態で駆.けていく天野君を…リョウは見送った)

イラスト:かげつき

アズヴィス 1cwu

コ、コレデ 何処 行ク ノ ?

天野輝樹  1btg

よーーし! 花火を見に行こう! 普段よりも、少し近くで見られるぞ!  ……走って行くぞ! 掴まっておれよ!  下駄を鳴らして駆け出した!