こん太の屋台めぐり 2
第四期:祭り囃子が聞こえる
まだまだお店がいっぱいあるよ! もっと回ってみよう。
その頃。神社の主であるこん太も、たっぷりとお祭りを満喫していた。
こんにちは、初めまして。
管理人がいる場所はここでよろしいでしょうか?
私は出店Cafeシルフを出している代表のリョウといいます。
お近づきの印に、アップルベビーカステラをどうぞ。
私の所はチャレンジメニューが目玉商品なのですが…予想以上に量が多すぎて達成者が出ないと思いましたので、
気軽に挑戦できるようにハードルを下げたチャレンジメニューに差し替えました。
事後報告で申し訳ありませんが…今後ともよろしくお願いします。
こんにちは! いらっしゃい!
アップルベビーカステラ! それはすごく、美味しそうな響きだねぇ。
僕ふつうのベビーカステラしか食べたことないや。有難う! 遠慮無くいただくね!
チャレンジメニュー…、大食いチャレンジって事だね。なるほど。
量の調節って難しいよねぇ。
達成者続出、でも困っちゃうし、でも全然無理、でも困っちゃうしー。
…僕はこの場所を作ってるだけの神様だから、お店のシステムなんかは、みんなの都合のいいようにどんどんしちゃってくださいっ!
まぁ、この場所だけでなく、神様なんて結構そんなもんだよ。愛のある放任主義ってやつだねっ。ふふ、よろしくねー!
さて、早速やってきた
ここは 出店CAFE シルフ。
コーヒーや紅茶と芳しい香りとデザートの甘い香りがハーモニーを奏でている。
なんとここでは、「アップルベビーカステラ」の食べ放題メニューがあるんですって。
食べた個数によって、かわいいグッズがもらえるよ!
【ベビーカステラ食べ放題の景品】
15個以上
フィギュア付きストラップ(ぽよこ・猫エクレア)
20個以上
抱えられるサイズのぬいぐるみ(ぽよこ・???)
30個以上
フード付きブランケット(猫・ぽよこ・???・???)
40個以上
ぽよこ型目覚まし時計
70個以上
大量収納柄物メッセンジャーバッグ(ぽよこ・???・???・???)
※もしチャレンジ失敗でも←のネコドーナツを一つお渡しします。
こんにちはー!
アップルベビーカステラ、食べ放題という言葉につられてやってきたよ!
あっ 景品! 景品、なにこれかわいいのばっかりだ!
僕チャレンジメニューでおねがいします!
いっぱい食べられる上に景品までもらえるなんて、いいね! がんばるよっ!
【チャレンジメニュー】を注文)
いらっしゃーい。
おっ、君は確か…この神社の主さんのこんちゃんだねー。
どうぞどうぞー座って座ってー♪
それじゃあご注文はー…おっ、こんちゃんはあの景品が欲しいのー?
あれはチャレンジメニューに挑戦したらもらえるんだよー。
チャレンジメニュー一つねー、りょーかい♪
ちょっとまっててねー。
(しばらくすると風子が大量のアップルベビーカステラを持って戻ってきた)はい、おまたせー…っと。
制限時間内に食べた量でもらえる景品が変わるからねー。
指定された数よりも多く食べてたら下のランクでももらえるから、出来るだけたくさん食べた方がお得かもねー。
それじゃあ…スタート!
もぐもぐと、おいしそうに食べていく。(ダイスゲームでした)
(ころころ…)
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はいそこまでー。
結果は…31個。 なかなかやるねー。
景品は…フード付きブランケットだよー。
種類はいろいろあるけどー…
一部に人気のあるぽよ子やバリエーション豊富なネコがおすすめかなー?
ネコはほんとーに色々あるよー。
例えば…白とか…黒とか…虎柄とか…ほかにもこーいう三毛柄とかもあるよー。
(風子はこん太に三毛猫柄を見せ)他にもあるけど…ちょっと出すのは恥ずかしいというか…。
ま、まぁ…コンちゃんはどれにする―?
わーーーーーい なかなかのものでしょーっ!
ブランケットだ! やったー!
ネコ柄の豊富さ、すごいね! クランの誰かが猫好きなのかな。
あるいはみんな、好き、なのかな。
でもねー、ネコブランケットは、頭に耳のない人が使ってこそ、だと僕は思うんだ。
ぎゃっぷもえ っていう言葉がある、アレだね。
というわけで、すでに耳のある僕は、かわいいまんまる頭のぽよ子を狙ってるんだけど…。
小さな声を耳ざとく聞きつけて
えっ 何なにー、はずかしいのあるの? 見たーい、見せてーっ。
景品なんでしょー? みーせーてーーー。
しっぽぱたぱたぱた
![]()
わ、わかったんだよー…ちょっと…だけ…ね。
(風子は恥じらいながら、さっき紙袋と一緒に持ってきた緑のブランケットをこん太に見せて)
こ、これが三つめのバージョンの風子さんモデルだよー…。
…その場のノリで作っておいたのはいいんだけどー…
おいてるうちにちょっと恥ずかしくなってねー…だから…シークレット扱いにしたんだよー…。
ま、まぁ指定されたら渡すけど…アタシは…ポヨ子の方が…いいと思うんだよー?
わ! これは可愛らしい! いいじゃない! 羽がとってもキュートだね。
これ一枚しか無いんじゃなければ、ぜひ風子さんモデルをいただきたいなっ。
一枚しかなければ、他にもっと欲しい人がいるといけないから、ぽよ子で…。
……他にも色々シークレットがあるんだね。
是非、お祭り終わりまでに、見られるといいなっ! たのしみにしてるよー!
もらったブランケットを羽織ってごきげんで去っていく。
えっ、こ、このブランケットで本当にいいのー?
いや…全部で三枚だから…渡しても大丈夫だけど…ぽよ子の方が可愛いというか…こっぱずかしいというか。
…わ、わかった…大人しく渡すんだよー…大事にしてあげてねー?
(風子はこん太に自分モデルのブランケットを渡すと)
ん〜…でも今の所来客者全員成績いい感じだし、祭終了までにもう一つのシークレットも見られるんじゃないかな〜?
…お客様が来たらの話だけど。
それじゃあ、また甘いものが食べたかったらまたきてね〜♪
(そういって風子は手をパタパタと振って、こん太を見送った)
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次にやってきたのはお面屋さん。
だけど普通のお面屋さんとは随分違うみたい…。
クラン「一突き隊」の万能ロボ「鈴木」くんが店番をしているんだけど…。
(にっこり笑顔な鈴木、猫な鈴木、赤い鈴木、鈴木みたいな鈴木、etc.…)
ーーー祭りの一角、そこには辺り一面鈴木の顔が並んでいた…
鈴木お面やさんだ!
くじ引きの結果に応じた鈴木のお面が貰えるんだってさ。
わーーーい、お面だ!
すごい、めずらしいね、くじで絵柄が決まるんだね!
全種類コンプリートとかしたら、超レア鈴木お面! とかもらえるのかなっ。
コンプリートって、最後の一個がほんとーになっかなか当たらないんだよねぇ…。
さて、何が出るかなぁ。
いっらしゃいませデス! お面の種類は鈴木一択デス!それがお面屋として機能しているかは鈴木にも判りかねますデス! 因みにコンプリートした方にはお面ではなくかぶりものの鈴木ヘッドが用意されていますデス! ハイ!鈴木目指してまずは一枚どーぞ!デス!
▼ぐにゃあ〜〜〜とした顔が特徴的!その不可解な表情は見るものに不安を与える…かもしれない!
絶望の鈴木が当たった!
…これは、鈴木が理解不能な場面に出会ったときにする顔デス。この世界に来てからはこの顔をよくしているような気もしますデス。…しかしこのお面、目の位置の難易度が高いデス。…お面としては遊べないかもデス。しかしこの世界は広いデス!もしかしたらこのお面がぴったりな人もどこかにいるかもデス!たぶん!
ほんとだ! 目の位置が違う!
これって、こう、ななめにかぶったらいいんじゃないかなっ。
目の位置は合っているが、お面としての機能には疑問が残る!
鈴木ヘッドもらえるんだ! いいなぁ、かっこいいなぁ!
でもまずは、7色鈴木を集める所からだねっ!
──あ、そうだ、何でも願いがかなうなら、「鈴木お面コンプリートしたい!」っていうお願いにしよう、そうしよう!
んじゃねーー、ありがとーー!
なるほど!その発想はなかったデス!
(面に合わせるように斜めになって)
鈴木お面は一過的に増加中デスので、願いをかなえるその瞬間にもきっと新たな鈴木がこの世に存在していることでしょう…コンプリート目指してレッツゴー!いってらしゃいませー!デス!
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ここは人形焼の屋台……いや、猫だ。
招き猫の形の『招き猫焼き』の屋台から甘い香り。
ここはくじ引きも兼ねているみたい。
猫焼きが入った袋の中に、ほら、くじも入ってる!
どんな景品があたるかなっ!
当選か! 仕立て屋割引券か?
仕立て屋やってるのは この兎野郎だけでな 私と猫小僧は ただの居候だ!
あいからわず気力の抜けた クロノスの肩を ぱっと叩き
坊ちゃんは可愛らしいからな、洋服も似合うと思うぞ! 割引券を渡しつつ言う
割引券、ありがとーー! ぜひ洋服デビューさせて貰うよ!
お参りに来た人が見たら、びっくりするような服がいいなっ!
猫焼きもすごくおいしいねぇ。容赦なく猫をかじりながら。
くじの景品がすごく豪華だけど……採算、だいじょぶ?今からいっぱい売れるように、お祈りしておくね。
神様のお祈りだからきっとご利益あるよっ。
んじゃあねーっ!(もぐもぐと、猫焼きを頬張りつつ手を振った。)
そうだろ〜? 服だけじゃなくて料理も上手いからねぇ、このおにーさん。
お祈りもありがとう! って…ほえ!? キミ神様だったのぉッ!?
取り出していた商品券が手からばたっと落ち 慌てて拾う
ありがたや……ありがたや…… なむなむなむ……
両手を眼前で合わせて 拝むようにすり合わせ 見送った
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ここはクレープ・アウローラ。 甘い香りに混じって、どこか不穏な匂いも…。
いたずら好きのアルバとバラクが
「闇クレープ」なるものを作ってくれるみたいだよ。
納豆、とか、デスソースとか、…ドリアン、とか、カオスな文字が並んでいる…。
こんにちはー!
クレープ! 僕クレープ食べるのはじめてかもっ!
何か、究極のごはんを作ったっていう人が、具はごちゃごちゃ入れないほうがいいって言ってたけど、やっぱり色々入ってたほうが、ワクワク感あるよねぇ。というわけでー、とりあえず3つほど、何か包んでくださいなー。
【闇クレープにチャレンジ!(ダイスころころ)】
あっあっ…ふ、二人共接客中でぼ、ぼく…。
こ、こんにちは、可愛い子だね。ぼ、僕ローラだよ。
ほ、本当は闇クレープやりたくないけど二人今接客中だから僕が…。
…い、いいの?闇クレープで…。
へ、変なのが当たりませんように…。
(バニラアイス・はちみつ・スライスチーズ)命名:ハニーアイスフォルマッジオ
わ…!す、凄いおいしそう!
あ、あのね、チーズとハチミツって凄い合うんだよ!
こ、これならおススメして渡せるね…!
はい!零さない様にね…!
こ、今回は凄く上手く組み合わさったけど、つ、次は普通の頼むといいよー…!
やったぁ! 当たりだね!
深い闇の中から光を手にするのって、とても稀有な事だと思うよ。
だからこんどもまた、闇に挑戦してみるつもりだよ!
よく分からない理屈だ!
とりあえず今日はこの素敵なふぉるまっじょを食べるのだ!
じゃーね、ありがとーおにーさん!
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たまらないいい香りは、海鮮だ! 香ばしい焼きイカの香りに誘われて。
(こん太とダイオウイカ太を迎えて)おお、こん太の坊主じゃないか。いらっしゃい!
こっちこそ、出店を開かせてくれてありがとうな。酒場よりずっと客の入りが良いよ。
(冗談めかして笑いながら)
ダイオウイカ太…!?イカを食べたら、共食いじゃないのか…!?
ま、まぁ、いいか…はいよ。イカは熱いから気を付けてな。
(こん太に 焼きイカを渡し。 牛乳、カニ、ちくわは袋に入れて 渡す)
ダイオウイカ太もよろこんでるよ! ありがとう!
お祭りっていいよねぇ。いつもと違う、うきうきした気分になれるよ。
おじさんがよろこんでくれると、僕もうれしい、ありがとね!
とてとてと、袋を抱えて歩き出した。
……ともぐい…。──キツネってどんな味なんだろう。
不穏な言葉が聞こえたかもしれない。
(こん太とダイオウイカ太に)よ、喜んでるのかい?ぬめぬめしてることしかわからん…!
よく見るとぬいぐるみのようだが…ははぁ、よく出来とるなぁ。
そうだなぁお祭りはいいもんだね。
じゃあな、こん太。来てくれてありがとうよ!
(見送りながら、不穏な言葉を聞きつけ。共食いするこん太を想像し、ぞっとする)いやいやいや…いかんぞ…!それはいかんぞ……!
(共食いという言葉を出した事を後悔したのであった)
イラスト:まふら〜と猫 さま
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山積め! ポップコーン!
その出店の名前の通り、ここはポップコーンを山積める!
山積み、じゃないのだ。山積め、なのだ。
こぼさずに、山積めるかな?
しおあじ! くださいなーー!
すごい! いっぱい盛れるんだね。やまもりほしい! よーし、がんばるよ!
せっかくだから僕はこの赤いボウルをえらぶぜ!
赤いかどうかは定かではない。
(ダイスころころ)
お、元気いっぱいのお客さんだな、いらっしゃい!
塩味だな! この七色のボウルで…って赤だな!
(無駄にカラフルに虹色の7色が揃えてあるボウルから赤を差し出して)
おー、思い切りとバランスのいい盛り方…ナカナカやるな…!
22センチだ! ちょっとこのままだと持ち歩くには不安かな?
上に積んである分は紙袋に入れておくぜ。
シンプルな塩味だからちょっとばかり多くても飽きずに食べられるはずだ。
(ほど良いサイズの紙袋にしお味のポップコーンを収めて渡す)
わーーーい! やったぁ! やまもりだぁ!
おっとっと、確かに軽いから、風で飛んじゃいそうだよねっ。
袋にいれてもらったポップコーンを受け取って、少しつまんでぽりぽり。
んーーーーっ! おいしい!
たまに変化も欲しくなるけど、やっぱり塩味は基本だね。
どんな気分の時にもおいしく食べられそうな気がするよ!
いっぱいあるから、誰かとわけわけして食べようかなっ! ありがとー。
やったな!
(たっぷりの戦利品にシャインまでうれしくなっているようだ)
塩だけなのにうまいんだよなぁ…いや、うまくなるようには作ってるけどさ!
塩は他の味つけと違って好みとは別だから、誰とでも分けて食べられる味でもあるよなぁ。
うん、誰かと食べたらきっともっとうまいぜ!
こっちこそありがとな! おいしく食べてくれよな!
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カタヌキ……懐かしい響き。
最近ではすっかり見なくなってしまったお祭りの風物詩。
絵の付いたラムネ菓子の様なものを針などで削って、
絵柄を割らない様にカタヌキできたら、景品がもらえたりするんだ。
ここは「西方風」カタヌキ。
なんとラムネ菓子ではなく、ラングドシャ!
神父さんが一生懸命手作りしたらしいよ。
わぁい、こんにちはー! カタヌキだ! ひさしぶりに見たよ。
あれっ でも僕の知ってるカタヌキとちがう! クッキーだ! なにこれむつかしそう。
うーん、武器に悩むなぁ。
慣れ親しんだ(?)つまようじにしよう。
(ちまちまちまちま)(ちまちまちまちま)途中で食べたくなっちゃうね。(ちまちまちまちま)だいすころころ
こんにちは!(神父は子供にやさしい!)ふふふ、難しさは折り紙付きですよ。さっき突破されたけど…。是非挑戦していって下さい!
最初ですし、ちょっと簡単なのにしましょうか。狐の絵ですよ?!
(神父は見かけ子供にやさしい!!)
《16+20+6=42》
《ちまちま順調だったが、やはりサクサクには勝てなかったよ…》
(微笑ましく見守っていたようで)あら?、残念でしたねえ…。
でもご安心を!失敗しても後悔させぬよう美味しくつくってありますので!
最後のひとかけらまで召し上がって下さい!
きつねの絵だーーー! わぁい!
(ちまちまちまぱりん) わぁん、失敗しちゃった。
これ、きれいに抜けたら、きつねさん飾っておきたいくらい、かわいいねー。
うーん、そういう意味でも、食べやすくなったって、喜んでおこう!
さくさくおいしいね! ありがとう! じゃあまたねっ!
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自動販売機とベンチが置いてある。 何がでるのか分からない【何か】というボタンもあるぞ。
……お供えでももらったことのないお酒…… おさけ?
のめるのかな。……仮にも神様なんだから、飲んで死ぬって事は無いと思うんだけどな。
うーん……なやましいな…。素直に消毒用に使おうかな。
しっぽをもふもふさせて立ち去った。
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