銀色くじらの釣場

第三期:巡る、めぐる

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銀色くじらさんの管理する釣場。そこは天野にとっての癒やしの場であった。

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ブリアティルトのどこかに、それはあった。

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銀色くじらと名乗る青年が管理する不思議な海。
釣り竿や釣り餌が用意されている。

イラスト:かげつき

本来、この地域では見られない魚や、…時には魚以外の不思議な生き物も引っかかる。 冒険者は大物を…あるいはまだ見ぬ財宝を狙って、銀の海に釣り糸を垂れるのだった。

見知らぬ冒険者と並んで釣り糸を垂れる。 天野輝樹はこの場所が、大のお気に入りだった。 冒険者との出会いや、何気ない会話や、無心で糸を垂れるこのゆったりとした時間が 天野にとって、おそらくこの世界で最大の、癒やしの場だったのだ。

さて、今回はそんな銀の海で初めて釣りをした日の事。天野の初めての釣果は…。

天野 輝樹 1btg

釣りをして参ったよ。
赤坂殿は、ある程度、料理を出来るのだったかな?

釣り上げたのは、
……怪魚、としか言い様のない外見の。

赤坂 天矢 1btg

何なんですかその蛍光パープルの生き物はっ!
うわっ 鳴いてる! ちょ、こっち来ないでください!

テルプ 1btg

何でコレ食べられると思ったの?

天野 輝樹 1btg

……魚に飢えておるのだ。
塩じゃけ…ほっけ開き…鯵の刺し身…鯖の味噌煮…秋刀魚の塩焼き…

天野 輝樹 1btg

そうだ、いずるみに行こう

赤坂 天矢 1btg

大陸の東の端と西の端じゃないですか。超遠いです。
そもそも、何でうちのクラン、セリオン拠点になってるんです?  そんなにイズレーンが好きならそっちに拠点構えればいいのに。

テルプ・シコラ 1btg

まぁまぁ、とりあえず、調理チャレンジしてみればいいじゃないかなー。 赤坂っち、鍋、これ使っていい?(※使ってる)

赤坂 天矢 1btg

やめてくださいよ、それパスタ用の鍋なんですから!  変な匂いついたらどーするんですかっ!!

テルプ・シコラ 1btg

聞いてない。
魚とー 水とー 唐辛子とー 香草いろいろとー きのことー 毒消しもいれとこう。この葉っぱと根っこも入れとこう。


01 汚染物質
02 産業廃棄物
03 毒 (食用の限界)
04 やばい
05 すごくまずい
06 結構まずい
07 まずい
08 異臭がする
09 おいしくない
10 イマイチ
11 食べられる
12 無味
13 生ぐさい
14 食べにくい
15 食べるところが無い
16 焦げた
17 辛い
18 すごく辛い
19 とてつもなく辛い(食用の限界
20 何か魚が進化

テルプ・シコラ 1btg


赤い

赤坂 天矢 1btg

目が… 目がぁ…!
痛いっていうか熱いっていうか、どーすんですかこれぇ!

テルプ・シコラ 1btg

……武器になりそうだよね。
こう、袋に詰めて敵に投げつける。

赤坂 天矢 1btg

テルプさんが上手く袋に詰めてくださるんでしたら活用しますけど?

テルプ・シコラ 1btg

……何かそういう話あったよね。猫の首に鈴付けに行く話。
────これ捨てるの生ごみでいいのかな。

赤坂 天矢 1btg

鍋も買い換えさせてもらいますからね!

天野 輝樹 1btg


────いずるみへ行こう…。

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1h5h

戦う以外は何かにつけ不器用な天野であったが、釣りに関しても例に漏れず。 何も釣れずに釣場を後にする事も多く、大きい魚を釣り上げる他の冒険者を横目で眺めつつ。
ある日、ようやく釣れた大きな魚を意気揚々と持ち帰る。

天野 輝樹 1btg

見ろ!!!!!!

赤坂 天矢 1btg

へぇ、大きい魚じゃないですかー。
僕パスタしか茹でられませんけど、どーするんですか? この魚。

天野 輝樹 1btg

…………調理の事を失念しておったな。

そんなわけで。

折角釣り上げた大きな魚を最高に美味しくいただくために
遠路はるばるやってきたのは……。

天野 輝樹 1btg

たのもーーー!(宿に響き渡る声)
じょぶちぇんじゃーーず所属、ぷれーん殿はご在宅であるか?!

実は、このような大きな魚類を釣ったのだが (取り出したのはダイス目11+8の大物だ! ちなみに12+12だとくじらだそうです!) 何の魚であるのか、どのようにして食えば良いものか、さっぱりでな。 とりあえず茹でてみるにも鍋も無く、ぷれーん殿の腕を頼らせていただこうかと思った次第! 調理していただけぬだろうか。

贅沢を言うようであるが、いずれーん風の味付けのものであると、なお嬉しいのだが…。 頼まれてくれぬだろうか。…これは礼代わりのこしひかりである。なんならささにしきも付ける。 大きな魚と米袋を、リアカーの様なものに乗せて引っ張ってきたらしい

プレーン 19vf

ふあーぁ…おー天野かぁ…おーす…(寝ぼけまなこ+寝間着+歯磨きしゃこしゃこで登場)
…って おおお?!またでっけーの釣ったなー!すげーじゃん!  でかすぎるけど、これもしかして鯛なんじゃねえ…?  そんでこいつをイズレーン風にな、オッケーだ。 こんだけでかいと何品かできそうだよな!よーし、かっさばこう!今すぐかっさばこう!
(歯ブラシを包丁に持ち変えると宿屋の調理場へ駆け込む)
\オバちゃーん!ちょっと調理場使わせて貰うぜ!/

(…ひょいと調理場から顔を出して天野に)
\ささにしきもくれ!/

天野 輝樹 1btg

鯛… 鯛…? 鯛か!(まじまじと魚を見る)
──でかいな! まぁあの海は、ちょっと不思議な生き物など集まっておるから、 大きさも、こう、普通とは違うのであろうな。
(こしひかりとささにしきをどんどん、と積み重ねている)

何品か出来そうか。…………うむ。そうか。そうか。
(とても嬉しそうに、正座して待機している)

プレーン 19vf

(借り物の三角巾に簡素なエプロン姿でドアを足で蹴りながら、お盆に乗った食事を運んでくる。その姿は食堂のおばちゃんのよう…)
あいよー、おまちどー。

「鯛めし」「煮付け」「刺し身」に「あら汁」とまあこんだけ出来たぜ!  残りはここに入ってるから赤坂達にも食べさせてやれよ。 (鍋を幾つか用意しながら)
あの釣り堀、人魚だの怪魚だのいるって噂だよなあ。 …そういや、天野。 跡形もなく捌いちまってから言うのもなんだけど、これ魚拓とか取ったのかよ?

天野 輝樹 1btg

ふと生家の手伝いさんを思い出しつつ
おお… 矢張り流石のぷれーん殿であるな…。貴殿に頼んで、良かった…。 新鮮な海の幸、刺し身…。うーむ、何年ぶりであろうな…。 しみじみと見事に調理された鯛を眺める 持ち帰り分まで、有り難い。 そちらの三人の分も、是非、持取り分けておいてくれ給えよ?

己は、出来立てを、いただきます。 しっかりと手を合わせて、脇目もふらず食べている。 たまに旨さに涙目になったりしつつ。

魚拓、おお、魚拓な。そういうものもあったな。 ──取ってはおらぬが、まぁ、良かろう。 あれを釣った手応えと、この味を覚えておれば、十分だ。(もぐもぐもぐ)

プレーン 19vf

ああ、あたしらも食べていいのかコレ?そんじゃ遠慮無く。 (早速器に盛り付け、もぐもぐと食べ始める) んー、イズレーンの味付けはさっぱりながらも、うめーよなあ。 天野んとこの2人の口にも合えばいいんだけどさ、なんかあんたんとこってバラバラじゃねえ?好みとかそういうの。

あたし釣りってどうにも苦手なんだよなー…。 「じっと待つ」ってのがどうにも…そのへん天野は得意そうだよな。(もぐもぐもぐ) あ、そこの醤油取ってくれ。

天野 輝樹 1btg

ん、と、口の中に食べ物を入れたまま醤油を手渡して。もぐもぐごっくん
……偏食が過ぎるのは己(おれ)くらいで、後のふたりは、何でも食うには食うぞ。 その点は見習わねば、とは思うのであるが、 ……如何せん見慣れぬ物には抵抗の方が大きくてな…。
しかし、赤坂殿はぱすたしか作ってくれぬし、 てるぷ殿が作るものは、何でも極端に甘いか辛いかどちらかになるし、 己(おれ)は米しか炊けぬしで、食生活は、何というか、よろしくないな…。我がくらんは。 炭水化物で生きておる。まぁ食えるだけ有り難いか。 いや、本当に、ぷれーん殿の作る飯は、うまいな…。(もぐもぐもぐ)

…ぷれーん殿は、直接海に飛び込んで獲ってきそうであるよな。 よくよく噛んで、すでにあらかた平らげている

プレーン 19vf

サンキュー!(取ってもらった醤油で満足そうに刺し身をいただいている)
硬派だなー…。 まあ逆にイズレーンの物が苦手って奴も結構いるよな、味噌汁とか納豆とかよ。

ふーん、ザ・男所帯って感じなのかね。 パスタも米も美味いし、いいんじゃねーか。(そういう問題ではない) いっそお前ら1人ずつ嫁でももらったら?それか金出し合って家政婦雇うとかさあ。

泳ぐのはけっこー得意だぜ!あー、銛使ってでやーって獲るやつあるよな。 あれならもしかしたらできるかもしんねーなあ。(ぱくぱくもぐもぐ)

天野 輝樹 1btg

…! 味噌汁が苦手な者が居るのか!  納豆は、まぁ、食う者を選ぶのは分からぬでは無いが。……味噌汁。美味いのに。

嫁、なぁ。己はこの世界に定住するつもりは無い故…、難しいかもな。 ──連れては、行けぬし。

家政婦は、かなり良い案だな。 掃除は己(おれ)が全部やっておるから、食事だけでも、考えてみるか。 米粒ひとつ残さずに。綺麗にすべていただいて、しっかりと手を合わせ

……ご馳走様でした。 ふぅ、と、満足そうに息ひとつ

プレーン 19vf

味噌の香りがダメなんだとよ。うめーのにな?(ずずっとあら汁を平らげ) 納豆はオルゴーの奴がダメって言ってたなー。残すのもったいねえから無理やり食わせたけど。あれ、米と一緒に食うとうめーよなっ!

ああ、天野は別の世界から来たんだっけか。そんじゃまあそっちで探さなきゃダメだよなー。 でもあっちこっちに嫁がいる奴とかもいるじゃん?なんだっけ、そういうの。

おう、キレーに食いやがったな!オソマツサマ、だぜ! (食べ終わった天野をみてこちらも満足そうだ)

ギシ 19vf

(いつの間にかプレーンの横で鯛めしを頂いてる) …現地妻? いやいや姐サン、天野さんは絶対そんなタイプじゃないっスよ。 納豆は僕もあんまり好きじゃないっスねえ。ねばねばしてて食いづらいっス。手巻きになってるやつならまあ。

天野 輝樹 1btg

無理やり納豆を口に突っ込まれているオルゴーさんがはっきりと想像出来てしまい、苦笑。
男は船で女は港、とか、そんな歌があったな…。 まぁ最近の女性は、強いから。そういう態度で居れる男の方が少ないだろう。 はははと笑いつつ、何となく話を逸らす。

ぎし殿も納豆は苦手か。好き嫌いをしておると、大きくなれぬぞ?  素の表情で、本気なのか冗談なのか判別が付きづらい。

さてさて、すっかり長居をしてしまった。 久々に、本当に美味い飯を食った! 感謝であるよ…。 ──三人にも持って帰ってやらねばな…。 いそいそと持ち帰り用の鍋を風呂敷に包んでいる
また良い素材が手に入れば、是非調理をお願いしたい! 何か土産に欲しいものがあれば、持ってくるぞ!

プレーン 19vf

もちろん冒険者だからかもしんないけどさ、強い女、多いよな〜。 (頷きながら食べ終わった茶碗をひょいひょい片付ける)

ああ、そっちのクランのやつらにもよろしくなっ!  いい食材待ってるぜ!また面白いもん釣れるといいな、タコとかさ!
土産土産…何がいいかねえ…あ、あれがいいな、米の菓子。 そう、煎餅だ!硬〜いやつな!

ギシ 19vf

僕ァこの身長が一番キュートなんスから今のままでいいんスよ。(と、冗談めかして)
天野さん、こちらこそごちそうさまっス。おかげで朝から豪華な飯をいただけたっスよ。 土産っスかあ、僕、あれがいいっスね。お漬物。

天野 輝樹 1btg

蛸の獲れたては、本当に美味いぞ!  一度、船を出して貰って船上にていただいたが…。うむ。正直身体が震えた。美味さで。 …あれも好き嫌いの分かれる食材らしいが、入手したらその日にお邪魔させていただくよ。

煎餅と、漬物も了解した。 己(おれ)の好みが色濃く出るが、良い物を選ばせていただこう! では! 風呂敷包みを持って出て行った。 時間が経たぬうちに、この美味い料理をクラン員にも味わわせねば!

プレーン 19vf

え、マジで、そんな美味いのか!あたしタコは全然大丈夫だぜ!  刺し身に、たこ焼きに、唐揚げに…たこ飯なんてのもあるんだっけか?  ああ、マジで天野の腕に期待してる!

おう、気ぃつけて帰れよー!まったなー!

ギシ 19vf

やー、悪いっスねえ。天野さんのチョイス、楽しみにしてるっス。 しかしタコって釣り糸で釣れるもんなんスかねえ。あ、たこわさってのもアリっスね。
天野さんのおかげで朝から刺し身が食えたっスよ。お気をつけてっス。(もぐもぐ)