XVIII

THE MOON






意味 嘘、欺瞞、正直でない。あざむく。危険。スキャンダル。
思わぬ出来事。不安。不安定。あいまい。気の変わりやすさ。
心の奥にあるもの。潜在的なもの。真実の姿。内面。秘密。
神秘的なもの。見えないところに居る敵。
片想い。中傷。
逆の意味 嘘を見抜く。可愛い嘘。危険を見抜く。偽り。
小さな過失。小さくてすむ危険な出来事。
解説 「星」や「太陽」と共に天体を描いたカードです。
月は、かに座の守護星で、ザリガニはかに座の象徴であり
危険の訪れを暗示しているようにも見えます。
二匹の犬や、狼が描かれたものもあります。
編集 エミリオ2012の銀色の羽が、冷たい月の光のように思え、
月の持つ二面性や、
どちらが本来の姿であるのか分からないあいまいさ。
精神状態の不安定さ、などから、2012エミリオです。
ブラド(裏人格)を「月」に、
エミリオ2012を「審判」にしようか、とも一瞬思ったのですが
ブラドの場合、第二人格はひとつの人格であり、
「真実の姿」という感じではないなぁなんて思ったことと、
エミリオは世界を裁くイメージではないなぁ、と思ったためです。
(ブラドに裁けるのかとかはともかく。このへんは私の趣味ですな。)
ちょうど赤服のエミリオ、という存在があったので、
ザリガニのかわりに赤い色のエミリオを配置してます。
この絵では、ザリガニではなく、サソリになっていますが。
密かに宮沢賢治の銀河鉄道の夜の
「さそりの火」をイメージしているのですが
そんなことは見てる方にはわかりっこないので
こうしてこんなところに書いてみる(笑)。
影月。アクリルガッシュ使用。
絵的なイメージは最初からありました。
このカードをブラドにするとどうしても赤い月になってしまい、
タロットのイメージから離れちゃうので
エミリオにしてよかったなぁと思います。
月の鈍い光がお気に入りです。